音楽 聴いて生きて行こう。

星野源の日比谷野外音楽堂ワンマンライブ/星野源

「新緑の季節に聴く至福の音楽」
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定刻の18:00をちょっと過ぎたころ…、
何のアナウンスもないまま舞台袖からひょこっと姿を現した。
そのあまりにも気取らず自然すぎる振る舞いに少し驚きつつ
あぁ、星野源のライブに来たんだぁ~という穏やかな幸せを噛みしめた。

オープニングはいつもの「歌を歌うときは」かな?!
と思ったら、「ひらめき」「ばらばら」「キッチン」という流れでスタート。
星野源(G・Vo)、伊藤大地(Drums)、伊賀航(Bass)の3人が奏でるその音楽は
いつもよりちょっとゆったりとしたテンポでとても丁寧に音を響かせていて
一気に幸せなムードへと引連れて行ってくれた。

3曲が終わるとちょっとMCを挟み、
次はおじいさんの曲をやりますといって「グー」が始まった。
軽快なリズムが心地よく、歌詞の世界観がとても可愛いらしい曲だと思っていたのだが
今月号のGINZA掲載の“銀座鉄道の夜”*1を読んだばかりだったので、
何だかいつもと違う雰囲気の曲に聴こえてならなかった…。
(*1 星野源本人のおじいさんが亡くなられた時のコラムが掲載されています。)

ちょっとしんみりとした気持ちになってしまった所で
星野源の攻め曲?!「湯気」のイントロが流れぐっと心を上向き修正してくれた。
そして、高田漣(pedal steel)が加わり演奏された「営業」では
お客さんが立ち上がり、会場がじわじわと温まり始めた。

そういえば、前回の中野サンプラザでは、お客さんは終始椅子に座ったまま
演奏を楽しんでいたのだが、今回は立ったり座ったりを何度か繰り返した。
体を揺らしながら聴きたい曲だったから立って聴きけて良かったというのもあったけれど、
「寒くない?立った方が温まるんじゃない?」と
何度もお客さんの状態を確認してくれた気遣いが何だかとても嬉しかった。

「穴を掘る」「ステップ」「乱視」等
星野ソングの中ではアップテンポな曲が続き、
空が次第に暗くなり始めた頃、
個人的にとても大好きで聴くたびに勇気づけられる「未来」へと展開された。
その後、お客さんは自然と椅子に着席し「バイト」が始まった。
終わった後に、
「この曲の前に座って下さいって言おうとしたらお客さんが勝手に座ってる…!!」
で、「バイト」のイントロ『殺して…』って始まって、笑。ホント、出来たお客さんですね。」
というMCがとても面白かった。


さぁ、ここからは星野源一人がステージ上の残り弾き語りパートへ。
今回演奏されたのはeastern youthの吉野寿との共作曲「たいやき」と
先日JAPAN JAMでも演奏されたという
ナンバーガールの「透明少女」そして「老夫婦」だ。
全く予想もしていなかった前2曲は、嬉しいサプライズになった。


弾き語りパートが終わるとホーン隊を含むフルメンバーがステージ上に揃い
「エピソード」が始まった。ギター一本で聴かせる曲も大好きだけど、
トランペットやホルンなどが加わることで、重厚感と華やかさが際立ってきて、
こうしたちょっと贅沢な星野ソングもとても素晴らしいとライブに来てつくづく思った。
この曲の最後、全員が少しの間を置いて一音だけブワンっと音を響かせるのだが、
この間が妙に間延びして、お客さんの拍手が入ってしまったりで、ばらばらになってしまい、
もう一回!と言ってやり直す場面が何だかほっこりした。



そして、ここで会場に来ていたお客さんが倒れてしまうというアクシデントが…。
ライブはいったん中断されステージ上の星野源は、
「こういう時はどうしたらいいんだろう?とりあえず演奏は辞めよう。」と
お客さんの安否を気遣いつつ、冷静な判断で告知など差し障りの無いMCで場をつないだ。
その間、会場に来ていた医療関係者の方が星野の呼びかけで続々と集まってくるという
ちょっと感動的なシーンもありつつ、
体調を崩されたお客さんはスタッフの方に担架で運ばれライブが再開された。
この時、会場中を駆け回り対応していたカクバリズム社長の角張渉が客席前で転倒し
流血し、笑ってはいけないけど会場がザワザワしてしまうというエピソードも…。
その現場を押さえる為、星野源の映像作品ではお馴染みの山岸聖太が慌ててかけつけ、
「そっちじゃなくてこっちを撮ってよ!角張さん事を大きくしてどうするの!!」
と星野が嘆く場面が、なんだかカクバリズムワールドだなぁと思えて微笑ましかった。。。
(後日、星野源のラジオで知ったのだが、この後角張さんは病院に運ばれライブを最後まで見ることができなかったとか…。いつもならラジオ局にも角張さんはやってくるようだが、この日は来ていなかったとのこと。カクバリズムTwitterでお客さんも角張社長も無事ですとのツイートがあったのだがちょっと心配である…。)


そんなこんなで、ちょっと会場の空気が止まってしまった後に
「倒れてしまったお客さんに捧げて、捧げるじゃおかしいか…、お客さんの事を思って歌います!」
といって「茶碗」が始まった。

この後寒いでしょ、踊れる曲をやるからとMCをはさんでくれたのだが、
あれ?!そんな曲あったけ??
と思いつつ「もしも」を演奏してくれ自然と体が揺れている自分がいた。


辺りはもう真っ暗。
沢山の曲たちを噛みしめながらも聴き続けることで
終わりはどんどん近づいてくる訳で…。

もっともっと聴いていたい、そう思った時に「くだらないの中に」が始まった。
もう何十回、何百回と歌ったであろうこの曲。
私も何度も生で聴かせてもらっているが、
回数を重ねるごとに、思いが歌に乗って私たちに強く強く届き
とてもドラマチックな曲に成長しているなと思うのだ。
今回も然り。最後のサビで声を張り上げて歌う部分では自然と涙が流れてしまった。


本編ラストは「フィルム」。
この曲はやはりホーン隊含めフルメンバーで演奏されるのが
一番しっくりくるし、ライブで華やかな生演奏を聴けるのが嬉しい。



アンコールは「くせのうた」。
この曲、本当に甘酸っぱくて優しくて素敵な曲。
「ばかのうた」が最後かな?と思ったけれど、こちらの曲が最後で何か良かったと思った。




一年前、同じ場所でハンバートハンバートとのツーマンを行った星野源。
今年は一人でこのステージに立ち、指定席も立見席も、場外にも多くのファンを集める
アーティストに成長していた。
作り上げられた曲たちもどんどん前向きでメロディアスで
心を掴むものになっているし、歌もどんどん上手くなっているが本当に良く分かる。



今年のアネッサCMソングでもお馴染みの新曲「夢の外へ」は
今回のライブでは演奏されなかったが、
本人が自信作と太鼓判を押した一曲だそうだ。
早くフルバージョンを聴いてみたい!!
(因みに星野源のラジオで6月1・2週目くらいにオンエア解禁予定とのこと!)



あぁ、今後の活躍が楽しみでならない。



新緑の季節にとても素敵な音楽を聴けて、本当に幸せだった。




<セットリスト>
ひらめき/ばらばら/キッチン/グー/湯気/営業/変わらないまま/穴を掘る/ステップ/乱視/未来/バイト/たいやき/透明少女(ナンバーガール)/老夫婦/エピソード/茶碗/もしも/予想/日常/くだらないの中に/フィルム/(アンコール)くせのうた




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<Experience> 星野源
星野源の日比谷野外大音楽堂ワンマンライブ
2012年5月13日(日) @日比谷野音
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by naomi-no-oto | 2012-05-13 23:21 | LIVE
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