音楽 聴いて生きて行こう。

KSKUBARHYTHM presents "boys in the city"/SAKEROCK・cero・TUCKER

「新生SAKEROCKを観た!!」
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昨年の12月にBassの田中馨が脱退して、
一つのバンドとしてのSAKEROCKに幕を降ろしてから早半年。
待ちに待った新生SAKEROCK初のお披露目LIVEが行われた。

とはいえ、これは所属レーベルカクバリズム10周年イベントが趣旨なわけで
SAKEROCK以外にも素敵なアーティストさんたちのLIVEを観ることが出来た。


先ず、ステージに登場したのはカクバリズム社長の角張渉。
緊張しちゃってると言いつつ、いつもと変わらずなハイテンションで
会場に来ているお客さんに感謝の気持ちと楽しんで行って下さいとのメッセージを述べ
この日一番最初のLIVEを披露してくれたTUCKERを紹介した。


このTUCKERさん。
カクバリズムのアーティストではないものの
レーベル所属のアーティスト、スタッフ、そして角張さんも大好きな人だそうで、
みんなと一緒に彼のパフォーマンスが観たいということで出演依頼をしたそうだ。
個人的にあまり情報が無いまま観たのだが、
凄い・・・。いや、本当に凄い。
みんなが一押しなアーティストであることが一瞬のうちに理解できた。
ステージ上にはキーボード、ドラム、ギター、DJセットなどが並べられ
TUCKERは次々と楽器を鳴らし、曲を作り上げていく。
そう、正に音楽が出来上がっていく様を生で見せてくれているのだ。
それは音楽が生き物であるかのように生々しくて、
とても感動的な瞬間が次々と溢れ出てきていた。
パフォーマンスは後半に行けば行くほど温度を上げて激しくなっていき
遂にはDJセットの上にテキーラを降り注ぎ引火っ!!!!!
燃えてる、燃えてますよ!!楽器の上で炎がメラメラとっ!!!!
会場をMAXに盛り上げてくれたTUCKERさん。
新しい音楽LIVEの楽しみ方を教えてくれました。
あ、そういえば…
舞台袖で角張さんが拳を掲げ盛り上がっていた姿もとても印象深いパフォーマンスだった。



続いて登場したのはcero
カクバリズムの新人的存在のアーティストなのか
彼ら自身が若いのか分からなかったが、とても瑞々しくフレッシュな印象だった。
しかし、演奏が始まると一瞬でその世界へと引き込まれた。
そう、これぞカクバリズムマジック!!
なんとも音がキラキラしていて、心がワクワクする。
その独特な音楽センスはとても心地が良くって耳が喜んでいるのが分かった。
実を言うと、彼らの事もあまり知らなかったのだが
今回のLIVEでその音楽を聴き、何とも言えない高揚感を覚えたのは間違いない。
MCでは、先輩であるSAKEROCKを立て?
「ハマケンさんが以前、大きな会場で次回のライブは超ちっさいハコでやる
という告知をしていたのが凄くかっこよかった、だから僕もそれをやりたいんどけど
次のライブは割と大きいハコで…」と話していたのが面白かった。
「皆さんが待ちわびているSAKEROCKもう少しで登場しますからね、
凄い事になってます!」と述べ、ラストに
『コンテンポラリートウキョークルーズ(曲名は恐らく…新曲?)』という曲を演奏してくれた。
こちらもとても独創的で新しい急所を突いてくる、良い意味でなんとも不思議な曲だった。



さあ、いよいよ会場の恐らくほとんどの人が待ちわびていたSAKEROCKの番だ。
それまでステージ上では暗転の中
スタッフの方がセットチェンジをするのを観ながら待っていたが、
今回はステージ上に幕が下ろされ、その様子を伺う事が出来なかった。

どのくらい待ったのだろう…。

場内に流れるBGMが止み、観客全員がステージに注目した時、
『慰安旅行』のゆったりとしたイントロが、
バイオリン・チェロ・ビオラの優しい音色に包まれながら聴こえ
ステージ上の幕が開いた!!
センターにはマリンバの前に立った星野源、左サイドにはトロンボーン浜野謙太
右サイドには3名のストリングス隊、その奥にキーボード池ちゃん
中央バックにはドラム伊藤大地、その左隣りにはベースZAZENBOYS吉田一郎、
そしてその左隣はギターキセル辻村兄!
なんとも豪華な9人編成のSAKEROCKが登場したのだ!!!
事前にメンバーが公表されてはいたものの、いざ目の前に現れると
それはそれは迫力があり圧倒されてしまった。
スローテンポながら次第に厚みを増し、原曲の持つ唯一無二の高揚感を示してくれた
圧巻の『慰安旅行』に続いて演奏されたのは、『会社員』と『千のナイフと妖怪道中記』。
ステージ上の構成から分かるように、このLIVEでは星野源はほぼほぼ
マリンバに徹し、選曲もマリンバが映えるもが多かった。
そして何より彼の超絶マリンバパフォーマンスをこれでもか
という程堪能できたことがとても嬉しかった。
そしてそんなパフォーマンスを緊張感と壮大なスケールの中観た珠玉の一曲が
YMOのカバーで『Fire cracker』。
特に終盤のギター辻村兄との長い掛け合いは、まるで火山が噴火寸前であるかのような
恐ろしくもたまらなくドキドキと心拍数を高めてくれる最高の演奏だった。
そんなちょっぴりダークな雰囲気を会場に漂わせた後は、
日比谷野音で「新曲やりますっ!」と言って聴かせてくれた『エメラルドミュージック』。
これはもう理屈抜きに笑顔になって、自然と体が動いてしまう爽快ミュージック!
SAKEROCKメンバーも会場のお客さんも大いに盛り上がった。
そしてあっという間にライブも終盤。
今や星野源のソロ楽曲としても多くの人に親しまれている『老夫婦』へと続いた。
実はこれ、始めはマリンバで作った楽曲だったそうで
今回はその本家が聴けたということでちょっと優越感にも浸れた。
この曲、キーボード池ちゃんとストリングス隊の音がとても綺麗だった。
ここで、それまでマリンバ担当だった星野源はギターに持ち替え、
「今日はお客さんが凄い動いている!是非モッシュして下さい!自分なりのモッシュ!!」
と言って『サケロックのテーマ』が始まった。
何だかもう、この9人から発せられる音に終始驚きと興奮を隠しきれないまま、
そして同時にもうこれはこの場を120%のパワーで楽しまなければもったいないという気持ちが
溢れんばかりになり彼らの鳴らす音楽に酔いしれていた。
そんなアドレナリン全開の観客に向け、このステージラストの曲『MUDA』が始まった。
イントロのビンビン響かせるギターとベースの音にドラムの音が重なり
ハマケンのトロンボーンでピリッと一つにまとまるあの秀逸な旋律っ!!
そして例の≪あーあーあああーあー≫は会場全員で大合唱!!!!!
正にスパークルっ!そしてミラクル!!本当に幻のような楽しい時間だった。
大歓声の中惜しまれつつステージを後にするメンバー。
勿論会場中の拍手は鳴りやまない。
SAKEROCK Tに着替えたリーダー星野源がステージに登場するや再び大歓声が沸き起こり
「本当にもうこれしか出来る曲がないんです!!アンコールさっきやったのでもいい?」
と観客に承諾を得て、再び聴かせてくれたのは『エメラルドミュージック』だった。
この楽曲はバナナマンのLIVE音楽として提供された曲で、SAKEROCKのCDには
未収録の曲なので(野音DVDには収録されているが)、
生で2度も聴かせてくれたことは本当に嬉しかった。


恐るべし新生SAKEROCK。
正直、そんなにサポートメンバーを入れたらSAKEROCKって言えなくなってしまうのでは?
という懸念があったのだが、後日星野源により語られたところによると、
今回の編成は、SAKEROCKを結成した当初にやりたかった音楽の形だったとのこと。
確かにYUTAという初期のアルバムでは、
様々なサポートメンバーが参加している楽曲が多かった。
けれど、今回聴かせてくれた音楽は決して原点回帰という言葉だけでは表現できず
彼らが積み重ねてきた10年以上のキャリアが、音に、表現力に、彩りを与え
まるで大輪の花を咲かせたような成熟度が備わっていた。
彼らが育んできた楽曲を、彼らを取りまく人間関係然り、
各々のパフォーマンス力然り、今持つ最高レベルで表現したのが
あの場で鳴らされた音楽であり、それが今のSAKEROCKなんだと思った。


ここからはちょっと余談になるが、
やっぱり書かずにはいられないので書き留めておきたい事がある。
今回のSAKEROCKステージは本当にストイックに最高の音楽を作り上げ
全力で私たちに届けてくれたんだなと改めて思い胸が熱くなるのだが、
会場に来ていたお客さんが帰り際、少し物足りなさそうにしていた様子も無視できなかった。
特に帰り掛けに、私の後方から聞こえた
「何とも言えない…。」という恐らくSAKEファンの方の声が忘れられない。
そう、今回のステージでは今までのSAKEROCKライブではお馴染みの
メンバー同士のぐたぐたトークがほぼ無かったのだ。
サポートメンバーに池ちゃんがいて、池ちゃんとリーダー星野との掛け合いトークは
思わず笑えるシーンが沢山会ったのだけど、いつものハマケン節はほとんどなく
お客さんから「ハマケンしゃべんないね」「物足りなーい!」という声が飛び、
ようやくあの予測不可能なハマケンがちょこっと現れただけだった。
ハマケンと大地君との対決(『生活』に入る前に
ハマケンの言葉を大地君がドラムで真似するというもの)も封印した事だし、
新しいSAKEROCKのスタイルとして、MCでの表現の仕方も新境地へ開拓していると
好意的に受け取りたい気持ちもある。
けれど、はやり長年のSAKEファンの方からすると
音楽は勿論、メンバーの個性も含めSAKEROCKが大好きで、
そんな彼らの日常を、同じ空気を吸いながら目の当たりに出来るライブでのメンバートークは
やはりSAKEROCKの大きな魅力の一つであったんだなとと痛感させられる場面でもあった。



今の所、SAKEROCKでの新しいLIVE、音源のリリース予定は無い。
(今年のバナナマンライブでも星野源が楽曲提供する約束はしていたようだが…)
メンバー3人それぞれ多方面で活動し大忙しだと思うが、
またじっくりじっくり面白い事を企て、私たちに素敵な音楽を届けてくれることを楽しみにしたい。





最後に、カクバリズム10周年おめでとうございます!!!!!!







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<Experience> SAKEROCKceroTUCKER
KSKUBARHYTHM presents "boys in the city"
2012年6月1日(金) @赤坂BLITZ
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by naomi-no-oto | 2012-06-01 22:33 | LIVE
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